近所にある
シュークリーム屋さんが
3月末で閉店してしまいます。
とても残念です。
閉店までのわずかな間、
できる限り通い
その味を脳内に
刻みつけようと思っています。

ところが
前回は昼間にもかかわらず
売り切れ。
今日は店の前に
長蛇の列。
あと10日程だというのに、
手に入りそうにありません。

それにしても、
地域の人達に
とても愛されていたのだな、と
自分のことでもないのに
嬉しかったり、切なかったり。

閉店が決まるまでは
売り切れるなんてなかったし
行列も出来なかった。
小さな店舗で
買いにいくと
客も自分以外に一人いるか
いないか。
シュークリームはどれも
クリームたっぷり。
美味しいし、しかも安い。
とはいえ
毎日食べるものでもないから
好きな店、味だけど
時々気が向いたら行く、
という人は
私だけじゃなかったの
だろうな。
それが
いざ、閉店となったら
寂しいし、
最後にもう一度食べたいって
思うから、
売り切れたり、
行列になったり。

失ってみて
初めて気づくことって
多いように思います。
近所のシュークリーム店と
同列にしたら
怒られそうだけど、
私にとって
母の死がそうです。

いろいろな葛藤もあって
決して
100点満点の母子では
なかったけれど、
失ったことの
喪失感は大きい。
大きすぎる。
理解不能なほど
家族に献身的な母だったから
物理的にも、
そして心理的にも
支えられていたことを
死からずいぶん経った今も
思い知らされています。
今願うこと、
それは
母の料理をもう一度
食べたい、ということ。
でも、
絶対にかなえられません。

かけがえのない人
かけがえのないこと、
後回しにしてはいけないと
何度も思い知らされているのに
なぜか、後悔を繰り返してしまう。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の
繰り返しです。

それでも
少しは学びを積み重ねた今、
残り10日、
チャンスを見つけ
あのシュークリーム店でしか
出せない味を
忘れないよう
買い占めて(?)こようと
思います。(笑)





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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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