WHOが出している
「身体活動・座位行動
ガイドライン」
その中に
“重要なメッセージ”として

1.身体活動は
  心身の健康に寄与する。
2.少しの身体活動でも
  何もしないよりは良い。
  多い方がより良い。
3.すべての身体活動に
  意味がある。
4.筋力強化は全ての人の
  健康に役立つ。
5.座りすぎで不健康になる。
6.身体活動を増やし、
  座位行動を
  減らすことにより
  すべての人が健康効果を
  得られる。
※一部割愛してあります。

この中の
3.すべての身体活動に
意味がある。
について思うところを
語りたいと思います。

「すべての身体活動」とは。
特別なスポーツやエクササイズ
だけでなく、日常のあらゆる
“動き”を指します。
極端に言えば
今私がパソコンのキーボードを
カチカチと打っていることにも
「運動」としての
意味があるのです。

ちなみにパソコン操作、
指や腕を動かすために
主に前腕(肘から指先の部分)の
筋肉を使い、それだけではなく
指先から肩、背部までの筋肉も
連動して初めてスムーズに作業が
できます。

だからといって
パソコン操作を運動として
勧めているわけでは
ありません。
むしろ座りっぱなしで
血流を悪化させ、首や肩の
不調を生むものです。
あくまでも、
”動作”というのは
必ず筋肉を使うものだという
例えです。

よく
「運動したいけれど
時間がない。」という言葉を
耳にします。
また、私が運営しているジムの
利用をキャンセルする理由で
遊びの予定が優先されている
様子から、まだまだ「運動」の
重要性が理解されていないとも
感じたりします。

どんな理由であれ
絶対に必要な「運動」が
不足している以上、
何とかして日常に
組み込まなければなりません。

そこで
日常動作を「運動」に
していくことを
お勧めします。

これは以前の
「ダイエットを始める人へ」
という記事にも書きましたが
例えば
車で移動➡自転車で移動
自転車で移動➡徒歩
というように少しずつ
変えていくこと。
エレベーター、
エスカレーターを階段に
してみたり、
歩く時の歩幅を広げたり。
拭き掃除も、
フローリングワイパーを
使わず雑巾がけにすると
胸や腕のトレーニングに
なります。雑巾を洗って
絞る時には、前腕の筋肉が
大活躍。
食事が終わり
椅子から立ち上がる時に
腕を使わず脚で踏ん張れば
スクワットの代わりにも
なるのです。

要は
とっても便利になった作業を
ひとつ手前に戻してみる、
ということ。
面倒臭く
感じるかもしれません。
でも、本来体を動かすのは
気持ちのいいことなのです。
時間に追われている時、
疲労困憊の時は別として
たまにでいいので
日常生活動作を「運動」に
変えてみませんか。

すべての身体活動に意味がある
なのです。

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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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