昨日、
出掛けついでに
近所のファミリーマートに
行きました。
コンビニはスーパーなどに
比較して割高ですから
できる限り行かないように
しているのですが、
なぜその禁を破ったのか(笑)
というと、
現在ファミマで
「40%増量作戦」なる
キャンペーンが
行われているのを
知ってしまったからです。
ちなみに
第一弾は8月1日からで、
第三弾まであります。
内容は題名そのまま、
いつもの商品が値段そのまま
40%増量されるというもの。
スナック菓子やら総菜やら
寿司、パスタ、スイーツの
一部が大きくなっている
のです。
子供の頃から”大きい””多い”が
大好きな食い意地のはった私
ですから、もうこれは
行かなければならないのです。

コンビニも久しぶりに行くと
商品も変わっていて
あれこれ
買いたくなってしまいます。
結局、
キャンペーンのひとつである
天使のチーズケーキと
2個買うと30円引きという
策略にまんまとはまり
アイスクリームを2個
買いました。

レジの店員さんは
体格のいい日に焼けた男性。
年齢は40歳前後かと
思われます。
その雰囲気から
「海関係のスポーツを
していそうだな。」
「こいつどんだけ甘いもん
食うんだよって思うだろうな。」
なんてことを考えつつ
レジ台にチーズケーキと
アイスクリームを置きました。
すると
「あ、このアイス俺も昨日
たべました。うまかったっす。
かかってるクッキーが
うまいんですよね。これだけで
夕飯にしました。」と
かなり明るい笑顔と声で
いうではありませんか。

意表を突かれ
とりあえずの受け答えをして
店を出た後、
その男性のハイテンションが
おもしろくて
思い出しては楽しい気分に
なりました。

最近はスーパーもセルフレジに
なったり、コンビニも
機械的なやりとりだけで
利用する側も相手に人間味など
求めなくなってきているように
思います。
でも、心の奥では少し寂しいと
感じていたのかもしれません。
それだけに、
今回のファミマのお兄さんは
強く印象に残りました。

そんなことを考えていて
気付きました。
これが、付加価値なのだと。

私は以前広告会社で営業職に
就いていました。
その会社は他社に比べ
料金が高めで、あえて
高品質、高価格を
ブランド力として売っていた
節があります。
高価格だと
なかなか買ってもらえず
営業としては苦戦します。
その時に上司に言われたのが
「付加価値をつけろ」という
言葉。
付加価値とは独自の価値を
商品やサービスに
付け加えること。
当時、営業マンの熱意や
人間的魅力を顧客に感じて
もらえというニュアンスで
言われていたような記憶が
あります。
それを聞いた私には、
言葉の意味は分かっても
どうにもこうにも腹落ちせず
ずっと未消化のままでした。

その後
職種は変わりましたが
やはりサービスによりいかに
売り上げるかという課題は
変わらず、この「付加価値」
という言葉はことあるごとに
耳に入ってきていました。
でも、あいかわらず
分かったような
分からないような
中途半端な理解のまま
だったのです。

そして今、
すっと腹落ち、消化できました。
それはファミマのお兄ちゃんの
おかげです。(笑)
もし、
同じアイスを
仏頂面でだるそうに会計されて
いたら、
どんな気持ちになっていたか。
明るく解説(?)してくれたから
そのアイスを食べる時も
「あ~、ホントだ。クッキー
おいしい。」とか
「大きいけどこれじゃ夕飯には
足りなくないか?(笑)」とか
楽しい気持ちになれたのです。
つまりファミマのお兄ちゃんは
“楽しい気持ち”
という付加価値を商品と一緒に
提供してくれたのですね。

なるほど、
そういうことか。
私も自分の仕事にどれだけの
付加価値を付け加えられるのか
挑戦してみようと思いました。



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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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