ただ今、
「更年期と運動」について
記事を書こうと
関連の本や論文を
読んでいるところですが、
しばらく足踏み状態です。
なぜか、というと
当初は更年期の女性に役立つ
情報をまとめようとしていたの
ですが、
男性の更年期もかなり大変だと
知ったからなのです。
そちらに興味をひかれ
まとまるどころか
広がっている状況です。(笑)
男性にも更年期がある
というのは知っていました。
でも、
正直に言うと
「女性に比べればたいしたこと
ないでしょ。」とか
「更年期症状に悩むのはほんの
一部の男性だけ。」という
無知からの偏見を持って
いました。
ただおそらく、世の女性も
もしかしたら男性本人も
私と同じ認識ではないかと
思うのです。
例えば
テレビCMで
女性の更年期障害用の薬を
宣伝することはあっても
男性用は無いと思います。
(我家にテレビがないので
最近どんなCMが
流れているか
知らないのですが。)
またテレビ番組でも
あまり取り上げていないのでは
ないでしょうか。
目や耳にする機会がなければ
なかなか知ることは
できません。
でも、
女性が女性ホルモンの低下に
よって、あらゆる不調に
悩まされるように、
男性も男性ホルモンの低下に
より、つらい体調不良に
苦しんでいる人もいるのです。
その昔、
女性に対し「更年期」という
言葉は揶揄として使われる
ことがありました。
その年代の女性がイライラして
いたり、感情的になっていると
「あの人、更年期じゃない？」
とあざけるように
言われたりもして。
でも最近は
女性の更年期だけではなく
生理や出産など
ライフステージの変化によって
起こる出来事を
女性だけではなく男性も
積極的に
理解しようという傾向に
あるようです。
男性が生理痛の痛みを
体験したり、
父親学級で
妊娠中の胎児の重さを体感
しようと重りを抱えてみたり。
体験後の男性は一様に
「まさかこんなにつらいとは。」
といった感想を
顔をゆがめながら
言っているのが印象的でした。
これで出産時の苦しみも
味わってもらえたら完璧ですね。
ただ、出産の痛みに耐えるのは
男性には難しいと聞いたことが
あります。
痛みや辛さを体験した男性は
周囲の女性を
理解できるだろうし
無理解による軋轢が減る分
お互いにとって
いいことかと思います。
男性が女性に
歩み寄ってくれたなら
(まだ少数かもしれませんが)
次は、女性が男性を理解する
番ですよね。
男性にも更年期はあります。
なにせ更年期＝性ホルモンの
低下によるもの、ですから
あるのです。
もちろん女性のそれと同様に
個人差はあって、症状は
人それぞれです。
もし、身近な男性が
辛そうにしていたら
更年期障害の可能性を
想像して
非難するのではなく
助け舟を出しましょう。
男性側も
辛さを言葉にしてください。
専門のクリニックも
あります。
近くになければ
泌尿器科や心療内科、
ひとまずはかかりつけ医に
相談するのでもいいと
思います。
人間、年齢を重ねれば
体は変化して当然です。
辛ければ一人で抱え込まず
家族や友人、かかりつけ医など
周囲に発信して
「男性更年期」をもっと
メジャーに
してしまいましょう！
