私は現在
「トータルコンディショニング
ジム」なるものを
運営しておりまして
柔道整復師であり
パーソナルトレーナーであり
フィットネスインストラクター
なのです。
その観点から
「健康」について
語ります。
猛暑です。
昔はこんなに暑くなかったと
思うのですが、
実際どうだったのか
調べてみました。
約50年前、東京
1970年(昭和45年)8月の気温。
最高気温は26.2度~35.5度と
かなり幅があります。
意外にも、当初から35.5度と
今と大差ない暑い日もあった
ようです。
とはいえ、ほとんどの日が
31度前後ですからやはり
現代ほど辛くはなかったの
ですね。
これだけ暑いと心配なのが
熱中症。
我が家は消防署の近くにあり
救急車が出動する際には
家の前を通っていくため、
ここ最近は朝から晩まで
頻繁にサイレンの音を
聞いています。
おそらく熱中症患者の搬送が
増えているのでしょう。
(観光地なのでレジャー客の
事故もあるのかも
しれませんが。)
先日、
ジムに来るお客様との
会話の中で驚くことが
ありました。
70~80歳代の女性数名。
この猛暑の中、
エアコンを使っていないと
言うのです。
暑くないかと尋ねると
「暑いです。」と
答える。
熱中症予防のためには
エアコンを上手に使うこと。
そこからすると
その方々は危険なことを
しているとも言えます。
でも、です。
今やエアコンなしの生活は
考えられないけれど
じゃあエアコンの冷気が
心地よいかと言われれば
答えはNO。
筋肉量が男性に比べ少ない
女性にはなおさら
エアコンによる冷えは
辛いものです。
実際私もここのところ
睡眠中に脚がつりそうになり
それはおそらく冷えが原因。
(発汗によるミネラルの流失も
考えられますが。)
結局、
エアコンを使う使わないは
それぞれの持つリスクを
天秤にかけ
判断するしかないのかと。
エアコンを使わないリスクは
ずばり熱中症。
使うリスクは体が冷え切り
常に夏風邪を引いているような
不快感。
いやはや難しい。
理想的には、
まず自分の体調に注目して
その特性に合わせて
環境を調整していくのが
ベスト。
エアコンを使う時もあれば
扇風機で凌いだり
窓からの風を浴びたり。
当然、水分補給を充分にして
水分の吸収に必要な
ナトリウム、カリウムといった
ミネラルを摂取し
できる限り質のいい睡眠を
たっぷりとることを
心掛けて。
エアコンで冷えてしまった体は
湯船につかり速やかにリセット
しましょう。
運動習慣がなければ
筋力トレーニングも
ぜひ始めて欲しいのです。
前述したように
筋肉量は冷え撃退のために
重要なもの。
筋肉が発熱し
体温となるのです。
(内臓、脳の働きも関与。)
筋トレは地味な作業なので
嫌われがちですが
もはや絶対に必要と言っても
過言ではないかと。
猛暑だからこそ
室温を調整した室内で
簡単な筋トレに
チャレンジしてみて下さい。
1週間くらいで
その魅力を
実感できるはずです。