みみっちいと言うなかれ‥

スーパーでバナナをひと房
買ってきました。
自宅にて
包まれているビニール袋から
バナナを取り出したその時、

「グニョ」

あ~‥、はずれた。
5本のうち1本が
潰れていたのです。
外から見ても気付けません。

悪意のある人が悪戯したのか、
陳列時に押しつぶされたのか、
原因は何であれ
損をしたことにガッカリ。

事情を話して返品することも
できるかもしれないけれど、
その労力がもったいない。

「ま、いっか、1本だし。」

そう自分をなだめたけれど
甘かった。
バナナが甘かったのではなく。
1本食べようと皮をむいたら
中身の半分くらい黒い。
その後、もう1本向いたら
これまた黒い。
そして、潰れていた1本。
少しでも食べれるところが
残っていればと
とっておいたそれも、
黒い。
潰れていたのではなく
腐りかけでグニョッと
していたのです。
ほぼ全滅。

私の選別能力が低いと言えば
そうですが、
外から見ただけでは
まったく
分からなかったのです。

さて、どうしたものか‥

今回はバナナでしたが
アボカドでも
痛い目にあいがち。
以前に3連続で
切ったら腐っていた、
ということがありました。

対策って難しいですよね。
並べられた状態で見るだけでは
分からないし、かと言って
一つひとつ手に取るのは
マナーとしてはばかられる。
先日、手作りパン屋さんで
片っ端から手に持ち戻している
女性を目撃して
(ビニールで
包まれているとはいえ)
私はそこで買うのは
やめました。(笑)

新鮮かどうかはスーパーによる
ことが多いので
ひとまず痛い目にあった店では
買わない、という
消極的な対処しかできません。

表面だけでは分からない‥

こじつけに近いけれど、
今観ている韓ドラの
ワンシーン。
Netflix「アンナラスマナラ」。

ネタバレしないように
そのシーンのみ
しかもざっくりと。

主人公は極貧女子高生。
そしてその女子高生に
好意を寄せる
裕福な家庭の男子高生。
二人とも成績優秀で
トップ争いをしている中、
男子高生側の提案で
ふたりはしてはいけない
取引をして、それが
学校側に知られてしまう。

男子高生の父親は
社会的地位もあることで
担任教師は女子高生側を
一方的に責め、事実を
聞かされた後でも
女子高生を貶めるという。

女子高生は
あまりにも
不条理に耐え忍び過ぎて
観ている私もイライラする程。

そこで男子高生が言うのです。
僕が仕掛けたことだと、
悪いのは僕なのだと、
叫べばいいじゃないかと。
私もそう思っていました。
なんてぐずな子なのだろうと。

でもそこで女子高生。
言っても何も変わらない。
現に、事実を正直に言った
結果がこれだ、と。
裕福なあなたは選択肢が
あるけれど
私は退学になったら
全てが終わる、と。

そうですよね。
人それぞれ立場が違う。
立場が違ければ同じ出来事でも
それから受け取るものは違う。

悩んでいる人を見て

どうして?
簡単なことなのに。
こうすればいいんだよ。

そんな風に安易に
思ってしまうことが
あります。
でもそれは、
とても表面的。
自分の目線で見ていて
その人が見ている景色は違う。
その苦しみに対して
その人はそうするしかなくて
精一杯
対峙しているのですよね。

洞察力ですよね‥

人の苦しみをバナナ事件と
同列に並べるつもりは
ありません。
でもね、
表面だけ見て分った気にならず
見えていない部分、
本質を見抜けるように
なりたいものだなあと、
しみじみ思うのです。












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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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