今日は
美容院に行ってきました。
ここ何年か
ずっと同じ髪型。
前髪の無いボブです。
季節も春めいてきて
気分転換したくなり
前髪を「つくる」決心を
しました。
前髪を下ろすことを
「つくる」というのですね。
書いておいてなんですが
なぜか、
あまり好きな表現では
ありません。(笑)
それにしても
ほんのわずか切るだけなのに
なぜ、
これほどまでに勇気が
必要なのでしょう。
前髪を切る旨を
美容師さんに伝えるまでに
数分かかり
伝えている間
私は手を強く
握りしめていました。
「また、元に戻せますよね?」
と当たり前のことを
念押しする私。
「はい。」と答えた美容師さん。
おそらく心の声は
「じゃ、切るなよ。」
でしょう。
その昔
いわゆる”ワンレンロング”に
していた時期があり
なんとお尻くらいまでの
長さがありました。
何がきっかけかは忘れましたが
そのロングヘアを
バッサリ肩くらいまで短く
した時に
切る前と切った後の
体重を計ってみたのです。
その差なんと
1.5㎏。
首への負担は大きかった
でしょうね。
その時の決心に比べたら
本当にわずかなことなのに
一日分の勇気を使い果たした
感じ。
最近は仕上がりを
気にすることも
無くなったけれど、
思い返すと
思春期の頃は敏感でした。
髪型を変えた後は
気に入らないと
イライラして
家族に
当たり散らしていました。(笑)
私がベリーショートにした時に、
気付いた兄が
「お、知世ちゃんカットか?」
(時をかける少女の時の
原田知世さんの髪型です。)と
悪気なく言った言葉に、
その髪型を後悔していた私は
「ふんっ!」という態度で
あやうくケンカ寸前になることも
あったり。
なぜ、
髪というものに
ここまで翻弄されるのか。
前に何かで
髪型は人にとって
絵でいうところの額縁にあたる。
と言っているのを
目にしました。
額縁の良し悪しで
絵の価値が断然変わる
というのも
聞いたことがあります。
つまり
「髪型」。
これも人にとって
たかが、されど‥、
ということかと。
私の勇気の使いどころは
間違ってはいなかったようです。