今朝、
見るともなしに
インスタグラムのリール動画を
眺めていたところ
あるショッキングな投稿に
大きく動揺しました。
ここからは
心の繊細な方には
きつい内容です。
お気を付けください。
雪が積もる道端。
建物と積もった雪に
挟まれるように
一匹の猫が
うずくまっています。
いろいろな座り方がある中の
“香箱座り”に近い感じです。
投稿者が猫に触れます。
動きません。
投稿者はさらに力を加え
猫を動かしたところなんと
硬くうずくまった形のまま
石のように
ごろんと反転したのです。
凍っていました。
凍死していたのです。
私は思わず
スマホを放り出し
落ち着くまでに時間が
かかりました。
「現実を知ってください。」
という投稿者のメッセージが
あったように思います。
しっかりと文字を読み込む
余裕などありませんでした。
実はちょうど
「猫にとって本当の幸せとは？」
と考えていたところなのです。
なぜかというと、
初めて猫を飼い、7か月が過ぎ
愛猫もそろそろ
1歳の成猫になる今、私も
ある程度の生活ペースを掴み
慣れてきたがゆえに
思うところがあるのです。
愛猫は
雄の黒猫です。
猫の解説動画や記事を見ると
黒猫の性格は
「やんちゃな甘えん坊」。
そして我が愛猫はというと
本当にそのまんま。
一日の活動は
甘えているか、
暴れているかの
どちらかです。
あまりにもメリハリが
きいていて、甘える時は
デレデレに甘え、
暴れている時の凄まじさは
災害級なのです。
よって家の中はボロボロ。
私もある程度は諦めています。
でも、
家中隅から隅まで
F1カーのように走り去る猫を
眺めて思うのです。
「そもそも猫ってペットに
向かないんじゃないの？」
さらに、
猫はペット向きではないと
思う理由があります。
猫はジャンプが得意で
高いところにも
平気で登ります。
縦横無尽。死角なし。
よって猫にとって危険な物は
一切外に出せず
しまい込むしかないのです。
それなのに
“危険な物”が多すぎる。
•ひも、毛糸、アクセサリー
ビニール袋は誤飲する
かもしれない。
•電源コードをかじり
感電するかもしれない。
•お風呂で
溺れるかもしれない。
•落下や脱走。
•中毒を起こす食べ物は
チョコレート、玉ねぎ、ネギ
ニラ、にんにく、ぶどう、
イカ、タコ、エビ、カニ、
香辛料、コーヒー、緑茶‥
などなど書ききれません。
•中毒を起こす観葉植物がある。
•アロマの精油もNG。
•煙草、殺虫剤、漂白剤NG。
こうなると
人間と暮らすことに無理を
感じます。
また、
猫は病気になりやすいらしく
特に腎臓が弱いとのこと。
病気予防のためには
食事管理をして、太らせては
ならないのですが、
まあ、これは人間にも犬にも
当てはまりますね。(笑)
でも、
この病気になりやすいという
のが、気になるのです。
人間で言えば、病気の一因は
ストレスなわけで、
もしかしたら
猫の病気になりやすさは
人間と暮らすことでの
ストレスではないのかと
思ったりしています。
そんなこんなで
人間の視点、猫の視点両側から
見て、猫をペットにすること
自体、無理があるのかと
結論付けそうになった
このタイミングに
前述したインスタグラムを
目にしたのです。
もし仮に
私の考えのとおり
人間に飼われることを
猫がストレスに
感じていたとしても
やはり
今日、
食べることができるか
分からない、
安心して眠れるのかも
分からない、
襲われるかもしれない、
そんな不安の中闘う
野良猫として生きるよりは
いいのかもしれません。
暖かい部屋で、時間どおりに
食事ができて、
怖い思いも限りなく少ない。
「幸せ」の定義はあいまいで、
猫の幸せは猫に聞かなければ
分からないのですが、
ひとまず、
「幸せ」にしようと頑張るよりも
「不安」にさせないことを一番に
お互いの暮らしのバランスを
取っていけたらと思います。
