年齢を重ね、
私の体は
確実に変化しています。
その変化のほとんどすべてが
「失う」ことなのです。
それも自然の摂理、
甘んじて受け入れようと
思っています。
ただ一つ、
悲しいというか寂しいというか
「神様、もう少しだけ‥。」と
願わずにいられないのは、
「消化機能」なのです。
あくまでも、
私個人の感想です。(笑)

私はもともと大食漢です。
食欲が服を着て歩いていると
いってもいいほど、
食べたくて食べたくて
震えていました。(笑)
(西野カナさん、すみません。)

家族5人分のぼたもちを
留守番中に一気食い、とか
メイトーアルファベットチョコ
大袋一気食いとか
食パン一斤一気食いとか。

それなのに今、
唐揚げ3個食べただけで
胃もたれするのです。
食欲は衰えていないものの
思ったようには
食べられないのが現実です。

油物が食べられなくなるとか
量が食べられなくなる
というのは
人生の先輩方から聞いては
いたものの、
なるほど、ついに自分がその
フェーズに突入したという
ことなのですね。

それはそれで仕方のないことと
遠い目をしながら人生を
振り返り、出した結論は、
「食べられるうちにいっぱい
食べておくべし!」
という
格言でございます。(笑)

今までに
ダイエットをテーマにした
記事も書いていて、
そこでは食事、睡眠、運動の
管理が大切で、最重要なのは
食事であると主張していたと
いうのに、その舌の根も
乾かぬうちに私は
何を言っているのでしょう。
でも、矛盾はしていない
つもりです。
なぜなら、暴飲暴食のすすめ
ではないからです。

そもそも、
ダイエットも積極的には
すすめたくはありません。
もちろん、
生活習慣病患者や
その予備軍であれば必要です。
それ以外の美容目的であれば
不要だと思うのです。
美の価値観は多様で
細い=美しいではないと
思うのです。
人間は食べることで栄養素を
細胞内に取り込み、
それによって生きていくことが
できるのです。つまり
食べることは生きること。
生命活動なのですよ。

そして、
めちゃくちゃ楽しいことでも
ありますよね。
その楽しい、幸せな時間に
罪悪感なんてものがあったら
人生大損です。

悲しいことに、人生において
その幸せな時間を心ゆくまで
味わえるのは案外短期間。
その貴重な機会を
ダイエットに使って、
食べることを我慢し続け、
気付いた時には
加齢により胃腸も弱って
あまり食べられなくなっていた
となったら、切なすぎます。

とはいえ、重ね重ね
暴飲暴食はすすめません。
そうではなく、

食事=おいしく食べて
睡眠=ぐっすり眠り
運動=元気に動く

この生活習慣の理想的な
サイクルを工夫と努力で
作り上げ、グルグルと
回していくのです。
そうすれば、
ストレスもなく、
自分にとってベストの体型と
ベストの体調を手にすることも
できるでしょう。
また、
体の機能の衰えも緩やかになり
飛行機でいうところの
ソフトランディングで
人生終盤を迎えることが
できるのではないでしょうか。

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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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