常日頃
「苦手なことに答えは
あります。」と
嫌がる(笑)お客様に
筋トレ指導をしている
私ですが、
避け続けていることが
あります。
「こわい」が苦手‥
それは
「こわい」映画やドラマを
観ることです。
ホラー、サスペンス、
暴力シーンの多いもの、
時代劇も殺陣があるのでNG。
韓国ドラマも気を付けないと
“ロマンチックラブコメディ”
とうたいながら
1話目で1人2人‥、
ということもあり
目をつぶり耳を押さえる
反射神経が必要になります。
確認しておきますが
決して
かわい子ぶっているわけでは
ありません。
大きな瞳をウルウルさせて
高くかわいらしい声で
「キャーッ!」とかなんとか
なら、何かしらの見返りも
与れるかもしれませんが、
私は
地獄の底から湧き出るような
野太い声で「ギャーッ!」
です。
漫画とヨガ哲学‥
私のヨガの師匠が
漫画「ワンピース」の中に
“ヨガ哲学”と通ずるものを
見出していて、
読むといいと勧められました。
「ワンピース」は描写が
ソフトとはいえ、
暴力シーンも多いですから
完全に苦手分野です。
それでも頑張って読み進め
ある日、
師匠に聞いてみたのです。
私は暴力的なもの、
こわいものが苦手なのですが
読んだ方がいいのかと。
その時の師匠の言葉を
今でも時々思い出し、
反芻しています。
「それは、自分の中にある
暴力性から
目を逸らしているのかも
しれません。」
そうかもしれない‥。
最近読んだ本にも
苦手や恐れること、
不安なことを少しずつ、
一つひとつ体験していくことで
心が強くなれると
あったような。
このハードルを跳ぶぞ‥
そして今
挑戦しようと思っているのが
映画「FLEE」を
見に行くこと。
「FLEE」は
アカデミー賞3部門に
同時ノミネートされた作品。
アフガニスタンに生まれ、
ある日突然、
家族と居場所を奪われたこと、
同性愛者の存在が許されない
国でゲイとして生きること、
ある青年が語る真実に世界は
耳を傾け、
そして、心を震わせたー
(「FLEE」公式サイトより)
「FLEE」を観てきた人に
映画館に観に行くべきと
勧められ、でも
アフガニスタンの難民が
主人公ですから
私が最も苦手とする描写は
多々あるようなのです。
そのためグズグズと
動かずにいたのですが、
決めました。
観に行きます。
この世にある
キレイな部分だけを見て
実際に今起きている
辛く凄惨な状況から
目を逸らし続けるのは
ひとりの人間として
バランスが悪いと
思うのです。
光があれば影があり
右があるから左もある。
同じ人間一人の中にも
キレイな部分、醜悪な部分が
あって当然。
それを知って受け入れることが
大切なのかも。
自分をひとつランクアップ
させるために
いざ、挑戦してきます。
「苦手なことに、
答えはあります。」