猛暑はもうすぐ‥

私にとって夏と言えば、汗。
もともといわゆる
「汗っかき」なのです。
いや、表現が足りない。
「超汗っかき」です。

子供の頃からずっと、
もう自分本体より汗の方が
多いんじゃないかと言うくらい
だらだらと汗を流し続けて
きました。

学生時代は部活動で
バスケットボールを
やっていて、
練習数時間の間に
Tシャツを2回は着替え
脱いだTシャツを絞ると
「ジャッ!」と音を立てて
脱水前の洗濯物のように
大量の汗が
落ちていったものです。

汗かきだと困るのが
友達からのボディタッチ。
相手は何の気なしに
私の背中に触れるわけですが
その瞬間、「ベチャッ!」となり
反射的に手を引っ込められる、
あの気まずさたるや。

また、汗といえば「わき汗」。
何年か前に当時NHKの
アナウンサーだった
有働由美子さんが
番組出演中のわき汗を
視聴者に指摘され
話題になりました。
確かに見て気分のいいものでは
ありません。
とはいえ、そこは

人間だもの。

わき汗をかきます。
生理現象として
当たり前なのですよね。
有働さんも
「わき汗が悪いものだと
思っていなかった。」という
趣旨のことを後に
言っていました。
至極、同感。

汗、大切です‥

長年大量の汗に悩まされてきた
私ですが、
最近はとても楽チンです。
なぜならあらゆるところで
「エアコン完備」だから。

例えば
エアコンをきかせた車で移動し
エアコンで冷やされまくった
施設内で過ごせば
汗をかきたくても
かけないくらい。
なので背後から迫りくる友人の
突然のボディタッチに
怯える必要もなくなりました。

でも、この汗をかかない環境が
我々人間の
“健康”を脅かしているのです。

汗の原料は血液です。
汗腺の分泌部というところで
血液から
赤血球などが取り除かれた
血漿という液体で
汗のもとが作られます。
血漿には
ミネラルが含まれていて
このミネラルは体に必要なため
皮膚表面に出るまでの
導管部で吸収されます。
(汗腺のろ過機能)
それにより
よぶんな成分の含まれない
99%水分の汗になるのです。
この機能がうまく働かないと
成分の濃度が高く、
ねばねばして蒸発しにくくなり
発汗によって
体温調節をするという目的が
効率良く行われなくなります。
また、
ミネラルの過多な喪失が
慢性疲労、熱中症
原因にもなるのです。
汗腺のろ過機能は汗をかけば
かくほど高まるという特性が
あります。適度に汗をかいて
汗腺を鍛えることが重要です。
(参考:kao 汗の基礎知識)

発汗作用は主に
体温調節のために行われます。
その働きは自律神経によって
調整されています。
自律神経がしっかり働く為には
“リズム”が大切です。
ところが最近の日本では
春夏秋冬という
季節のリズムは乱れ、
24時間店舗街灯の明かりで
昼夜のリズムも乱れ、
整い過ぎた空調で
寒暖のリズムも乱れている
という
自律神経にとって厳しい
状況なのです。
自律神経が担う仕事、
例えば
●心臓を動かす
●呼吸をする
●食べ物の消化吸収
●寒い時に体を震えさせる
そして
●発汗
これらの機能が
脅かされているということ。

汗をかいて健康に‥

先述したように
汗腺はトレーニングできます。
汗は汚いとか臭いとか
(TPOはありますが 笑)
ネガティブに捉えず、
運動でも入浴でもサウナでも、
いい汗を気持ちよく
流そうじゃあありませんか!



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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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