私は現在
「トータルコンディショニング
ジム」なるものを
運営しておりまして
柔道整復師であり
パーソナルトレーナーであり
フィットネスインストラクター
なのです。
その観点から
「ダイエット」について
語ります。

脂肪は悪くない‥

ダイエットシリーズ第7段。
ここまで散々書いておいて
ちゃぶ台返しを致します。

「本当に
痩せる必要がありますか?」


ちゃかすつもりは
ありません。
本気です。

なぜこんなことを言うか、
というと
運動指導の現場で
多くの人が
「もっともっと病」
かかっている、
と感じてきたからです。

例えば体脂肪率。
女性は20%~30%が標準。
確かに20%の人と30%の人では
見た目が大きく違います。
30%の人は
肥満との境界線ですから
中間の25%前後を目指して
調整するといいと思います。

とはいえ
この範囲内にあれば
極端なダイエットは
不要なのです。

お客様と話していて驚くのは
体脂肪率は
低ければ低いほどいいと
思い込んでいる人が
少なからずいること。
「だってオリンピック選手の
○○さんは
体脂肪率一桁って言ってた!」
と真顔で言うのです。
しかも女性なのに男性、
しかもアスリートの数値を
いいものと
信じ込んでいたりするのです。

ひと昔前まで、体重。
現代は体脂肪率が注目され
なぜか、
悪者扱いです。
でも、体脂肪って
大切なのですよ。

必要だからあるのです‥

体脂肪の役割は基本的に3つ。
栄養を蓄える貯蔵庫であり、
体温を守るコートのような
ものであり、
圧力や衝撃から体を守る
クッションの役割を果たす
ものです。
(土田隆監修 
眠れなくなるほど面白い
体脂肪の話より抜粋)

これに加え
体脂肪はホルモンバランスにも
大きく影響します。
女性アスリートの無月経、
月経不順などの問題もよく
取り沙汰されています。

つまりは
過ぎたるは及ばざるがごとし
ということ。
標準範囲内で
バランスを保つことの方が
高度なボディコントロール
といえるのです。

もちろん
健康面からダイエットが
必要な場合もあります。
心臓病、糖尿病など以外にも
変形性膝関節症、
変形性股関節症といった
運動器の疾患も
関節への負担を減らすため
減量が必須です。

でももし
大きな病気や怪我もなく
ある程度健康で
問題なく生活
できているのであれば
極端なダイエットは
不要かと。
何よりも健康でいることが
大切ですし
健康であれば、美しい。
‥‥それなりに。(笑)
細いばかりが美の基準では
ないのです。

結論‥

そして必要なのは
「食事」
「睡眠」
「運動」

これを管理すること。
暴飲暴食をせず、
栄養バランスを整え、
充分な睡眠、
適度で定期的な運動、
これだけで
その人の美しさが最大限に
引き出されていくのです。

‥‥それなりに。(笑)



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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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