私は幼い頃から
読書が好きでした。

小学生の頃は
学校の図書室で本を借り、
読書量を表す「読書カード」の
枠を本のタイトルで埋めていく
ことに喜びを感じていました。

社会人になってからは
本屋で目についた本を
片っ端から買い漁り、
買った本を枕元にドンと重ねて
読んではうたた寝、
起きてまた読んでを繰り返す、
そんな風に過ごす時間が
好きでした。

それは今でも変わりません。
でも、が、しかし、
私の至福の時間を阻む敵が
現れたのです。

それは、
「老眼」。

もちろん老眼鏡は
使っています。
なので、
読めないわけではないのですが
なぜか意欲がわかないのです。
そしてこれは
視力低下と関係あるのか
分かりませんが、
理解力も落ちて同じ文章を
数回読み直さなければ分からず
次に進めなかったりもします。
結果、読書スピードも
かなり落ちてしまいました。

じゃあ、
本を買わなくなったかというと
そうではなく、
あいかわらず
本屋でもネットでも
目についたら
買ってしまうのです。
するとどうなるかというと
読まずに
高々と積まれた新品の本が
どんどん増えていくのです。

なぜこんな事態になるかと
自己分析するとおそらく、
「本が好きだから買う。」という
若い頃の感覚は更新されず
そのままで、
でも視力を始めとするいろいろな
機能は低下してしまい、
結果、処理できない状態。要は
手に負えない状況を
自ら作り出して
しまっているのではないかと
思うのです。

そんなことを考えていたら
ハッと気づきました。
これは
やせたいと望むけれど
うまくいかない中高年の
ダイエットに潜む
カラクリも
同じではないのかと。

「そんなに食べていないのに
体重が減らない。やっぱり
歳で代謝が落ちてるから。」
というセリフをよく聞くの
ですが、これは
半分正解、半分誤りという
ことになります。
なぜなら、
私の”つんどく本”同様、
自身の機能低下を無視して
若い頃の感覚で
食べ物の種類や量の基準を
設定している可能性大だと
思うからです。
本来なら今の自分が消化吸収
消費できるだけの食事をする
べきところを、
若い頃を基準にしてそれよりは
減らしている、というのでは
「食べていない」とは
言えないのですよね。

私は健康づくりにおいても、
ダイエットでも、
「食事」「睡眠」「運動」の
3本柱に尽きる
と考えています。
中でも「食事」は重要です。
食事は毎日行うもので、しかも
本人の意思によるところが
大きいのです。
それだけにまず、
若い頃の適量(内容も含め)を
リセットし
今現在の自分の体に合った食事
を組み立て直したら、
もっと楽に
目標達成できるのではないかと
思います。

avatar
投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA