前回の記事でも書きました。
「信州信濃町1泊2日森に
癒されるリトリート」に
行ってきました。
結論、素晴らしかった。
なので多くの方に
知ってもらいたく、
この記事を書きます。
とはいえ
私が体験したのは信濃町の
ほんの一部です。
まずはそれをそのまま
時系列でお伝えします。
まず初日。
私の地元静岡県から
東海道新幹線で東京へ。
東京から上越新幹線かがやきで
長野まで。東京長野間は
1時間24分でした。
長野で乗り換え
軽井沢リゾート1号で黒姫駅。
この間、31分。
片道合計13,760円。東京から
なら9,490円です。
集合場所は黒姫駅。
仲間とは
すぐに合流できました。
そこから歩いて
昼食会場のお蕎麦屋さんへ。
美味しい蕎麦と
山菜たっぷりの天ぷらと副菜。
のっけから
“森”を感じさせられます。
ボリューム満点で、胃腸の弱い
私は少し躊躇したものの
お残しは絶対しない派なので
完食しました。
昼食後は車で移動しさっそく
森の中へ。
とても静かです。
空気もキレイ。
この3年間、マスクの中の
空気しか吸っていなかった
ようなものだから
いっきに解放された感じです。
担当スタッフが(正式名称は
森林メディカルトレーナーで
あっているでしょうか。
もし違っていたら
すみません。)
森の中を案内してくれて
木のこと、草花のこと、
森の生き物や信濃町の歴史に
ついて説明してくれます。
時には木の枝や葉を切り取り
香りを嗅いだり、口に含んで
みたり。
日常ではコンクリートに囲まれ
自然に触れ合うことはほとんど
ないので、めったにない
体験です。
でも、
子供の頃はあったのです。
ふと懐かしくなりました。
木々の緑を眺めながら
ひたすら歩き、
おそらく休憩用、
木でできたとても大きな
台のようなものが置いてある
広場に到着。
眼下には湖が見えます。
野尻湖です。
ちなみに野尻湖では
ナウマンゾウの化石が
見つかったということです。
実に興味深い。
その場所でおもむろにヨガが
始まりました。
(今回このリトリートは
私のヨガの師匠綿本彰氏の
企画です。)
短い時間ではありましたが
自然に囲まれ、キレイな空間で
行うヨガは無意識に体の力みが
取れとても気持ちのいいもの
でした。
そして再び歩き出し
野尻湖湖畔に到着。
今度はその広場で
シャバアーサナ
(仰向けに寝る姿勢)。
とても気持ちが良かった、
のに!
急にお腹から胸、頭までが
痛み出したのです。
「このタイミングで急病⁉」
まわりに迷惑をかけることに
なるのかと焦りましたが、
よくよく考えたら
昼食の天ぷらが原因でした。
そもそも胃腸が油に弱いという
のにガツガツ食べ過ぎました。
仰向けになったことで胃液が
上がったのでしょう。
その後は
無事にもと来た道を戻り
宿泊先のペンションに車で
移動しました。
私が泊まったペンションは
オーナー手作りのログハウス。
完成までに2年かかった
そうです。
夜はペンションの庭で
焚火を囲んで
お茶やお酒を飲み
「マインドフルネス」を
テーマに人と話すことで
自分自身を振り返りました。
炎のゆらぎを目の前にするのも
もう何十年もないことです。
2日目の朝、
予報通りの雨。
雨の中の森もいいものだと
レインコートを着込んで
出発です。
ここで私ならではの
ずっこけ体験。
森の散策など初めてなので
勝手が分からなかったのです。
“セパレートのレインコート”と
聞いて、Amazonにて
高校生が自転車通学で
使うような少し透けた白色の
簡易なものを選びました。
でも周りを見渡したら全員
アウトドアで着るお洒落で
しっかりしたそれなのです。
この時の気まずさ、
疎外感。(笑)
「なんや、それ!」と
いじってくれたらどれだけ
気が楽になったであろうか。
そんなこんなで
気落ちしたスタートだった
けれど、
雨の中を森に入っていくと
次第に些末なことは
どうでもよくなりました。
歩いたのは牡鹿池コース。
途中、長靴のまま沢に足を入れ
その冷たさを感じ、
沢の上にしなだれている木の枝
に、モリアオガエルの卵を見、
最後にまた大地に仰向けで
深呼吸。
その後、
出発点の黒姫童話館に戻り
その一室で着替えや昼食を
済ませ、車で道の駅へ移動し
お土産を買って黒姫駅へ。
そこからは来た時の逆の経路で
無時帰宅をし、今回の旅行は
終了です。
リトリート=日常生活から
離れてリフレッシュし、
心身ともにリセットする
という意味だそうですが、
まさしく
リフレッシュできました。
それが
不自然に意気込んだ
ものではなく、
いつのまにか、というのが
信州信濃町癒しの森の
すごいところ。
それは
森のパワーであり、
森の生き物たちのパワーであり
そこに暮らす人のパワーであり
そのベクトルが一致したことの
相乗効果だったりするのかと
思うのです。
私の拙い文章や写真では
伝えきれないのです。
ぜひ一度、あしを運んでみて
ください。
お勧めします。