今、
熊谷徹著
『ドイツ人はなぜ、
年290万円でも
生活が「豊か」なのか』を
読んでいます。
まだ少ししか読んでは
いないのですが、
ドイツと日本の文化や価値観の
対比が
データと著者の実感で記され、
日本人である自身の在り方を
客観的に見ることができる
とても面白い本です。

まだ読み終わってもいないのに
何をこのブログに書こうと
しているかというと、
その本に出てくる
ドイツの「犬税」に
驚いたからです。

犬税。
正直に言って
初めて聞いた言葉です。
他国のこととはいえ
犬を飼うのに税金が
掛かるなんて
知りませんでした。
衝撃を受けすぐに
ネット検索。(現代人チック笑)
事実ドイツでは年に日本円で
1万円位の税金を
払っているらしい。
その目的は

•衝動買いを防ぐ
•無駄な繁殖を防ぐ
•飼い主の責任の自覚を促す

なるほど
すべては犬のため
犬ファーストの
発想なのですね。
ちなみにドイツだけではなく
オランダ、オーストラリア、
中国も
犬税を導入しているとのこと。

そして
さらに調べを進めていくと
なんと日本にも昔
犬税があったというでは
ありませんか。
全国ではなく自治体単位の
ようですが、最近では
昭和57年まで長野県の四賀村に
存在していたそうです。
そしてなんと犬税だけではなく
うさぎ税、馬税、鮎釣り税、
クジラ税まで。
そしてさらに
現代日本でも犬税導入が検討
されていたというのです。
その犬税の目的は
犬の放置フン対策。
ドイツもそうですが
犬税に関しては
飼い主の
モラルに働きかけるのが
主目的なのですね。

ここ最近
ペットショップでの生体販売や
犬猫の多頭飼育崩壊についての
問題がメディアに取り上げられ
見聞きすることが増えました。
また、鳴き声、フンの放置、
脱走など飼い主側の責任が
問われても仕方がない状況も
多々あります。
私の家の近所でも先日
闘犬である”ピットブル”が
脱走し、SNSで注意喚起が
あったはいいけれど遭遇したら
どうしたらいいのだと
恐怖を感じたことが
ありました。
ペットを飼う側からしたら
精一杯気を付けていても
飼っていない人たちがそれを
迷惑に感じたら、やはり
何らかの方策が必要に
なるのかもしれません。

また
多頭飼育崩壊も明らかに
飼い主側の責任です。
野良犬野良猫に安易に餌を
与えるのも、
最終的には殺処分される犬猫を
増やすことになってしまう。
どうすれば
犬猫のみならず動物たちと
穏やかに幸せに
共生できるのだろう。
考えれば考えるほど
いろいろな困難が現れて
一筋縄ではいきそうに
ありません。

その方策のひとつとしての
ドイツの犬税。
いいですよね。とはいえ
これ以上税金を納めるのは
経済力的に私には無理。
ま、
今飼っているのは猫だし。(笑)
でも油断ならない。
これ以上の増税を防ぐためには
飼い主としての
モラルアップですな!

参考:マネーイズム 
https://www.all-senmonka.jp/moneyizm/74976/



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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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