コミュ障(コミュしょう)
「コミュニケーション障害」の略
として用いられる語。
コミュニケーション能力に欠点・
難点があり、円滑な人間関係の
構築に困難が生じている状態など
を指す語。
(weblio辞書より)

調べたら
コミュ障の他にコミュ症と
書くものも
あることを知りました。
ややこしくなるので
ここでは割愛します。(笑)

そして、
ややこしいと言っておいて
なんですがここで新たに
コミュ障=コミュニケーション
障壁(しょうへき)という言葉を
個人的に、勝手に、提示したい
と思います。(笑)

障壁
何が障壁かというと
それは、マスク。

今のご時世、
我々の健康を守ってくれる
もはや必須アイテム。
その要不要を論じるつもりは
ありません。
でも、残念なことに
人と人との感情のやりとりを
阻害してしまう部分は
否定できないのでは
ないでしょうか。

なぜ、そう思うのか。

私は運動指導の
仕事をしています。
その内容は多岐にわたり
それこそややこしいので
ひとつを例にとります。

ある高齢者の運動サークルに
指導に行った時のこと。
小さな公民館で
十数名。年齢は60代~80代
といったところ。
コロナ禍でもあり、また
猛暑でもあり、
指導者側としては安全確保に
細心の注意を払わなければ
なりません。
室温は?空気の流れは?
水分補給は?
参加者の体調変化を観察して
進めていきます。
ところが、肝心の参加者の
顔色がマスクを
つけていることでほとんど
見れないのです。
また、その表情から
運動強度を調整したり、
休憩をはさんだりといった
判断もしづらくなってしまう。
加えて
楽しんでいるのか、
拒否感があるのか、
何か思うことが
あるのかといった
私への感情も
読み取れないのです。

それでも何とか
無事に終わらせホッとしつつも
モヤモヤした気分が
残ってしまう。
おそらくこれは
「手応え」の有無なのかな、と。
こちらの投げかけたものへの
反応が、はっきりしない。
表情だけでなく
マスクをつけたままの会話は
お互い聞き取りづらく
必要以上にエネルギーを
消耗してしまうのです。

このサークルだけで起きた
できごとでは
ありません。
接客業が故に
最近、不完全燃焼と消耗感が
つのっています。

海外の研究で
マスク着用の弊害として
3~5才児の感情を読み取る
能力に何かしらの影響が
懸念されるという記事を
読みました。
さもありなん。
さんざん人の表情を
読み取りまくってきた
いい大人ですら
顔の下半分を隠されたら
これだけ苦戦するのです。
これからそれを体得しようと
いう時にその経験が奪われたら
影響が出ないはずがない。

この数年で
奪われたものは多いけれど
それによって気付くことも
多々あります。
マスク着用という至って
シンプルなことから
人は視覚、聴覚、嗅覚、触覚、
(味覚は置いといて。笑)
全感覚を駆使して
コミュニケーションを
行っているのだということ。
そのコミュニケーションが
不確実だと不安になり
ストレスを感じること。

今は少しでも早く
平穏な日常が戻り
仲間同士
充分にコミュニケーションを
深められる日が来ることを
願うばかりです。


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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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