唐突ですが、
「断捨離」してますか?
「ミニマリスト」ですか?

多くの人が
頂き物の箱が包まれた
包装紙の
セロハンテープを
息を詰め
慎重にはがし
キレイに折りたたんで
保管していた
昭和という時代。
その時代に
生まれ育った私は
“物を捨てる”ことへの
罪悪感、抵抗感を
今だ払拭できません。

それでも
世間のムードとは強力なもので
こんな私でも
常に何となく「捨てなきゃ。」
という強迫観念にも近い感覚に
支配されているこの頃。
その為、度々
家中をパトロールし
“物”を捨てまくり
「あ~、スッキリした。」と
しばし達成感に浸るという。
でも
心の片隅が痛むのです。

今の世の中
物に溢れています。
そのせいか
人から物を貰う、
プレゼントされるということの
感動が少し薄れてきたような。
もちろん
今話題のスイーツとか
珍しい飲み物食べ物ならば
ウエルカムで
それは多分「消えもの」だから。
これがもし
“木彫りのくま”だったら
渡されたその場は笑顔で返すも
「いや~、困ったな。」が
本音かと。
多かれ少なかれそれを経験し
その気持ちが分かるからこそ
最近、贈る側も
形の残る贈り物は
避る傾向にあるように
思います。

捨てることはいいことだ、
物を持たない生活を目指そう
という風潮がある今ですが、
最近それとは逆の
気付きがありました。

前の記事でも書きましたが
私は
「カクテル作り」に凝っていて
道具を少しずつ揃えています。
今のところ
シェーカー、メジャーカップ、
そしてカクテルグラスを
手に入れました。
シェーカーとメジャーカップは
母が若い頃に買ったものです。
それを探し出すときに
ふと目に入った
イチゴ柄のシュガーポット。
それこそ
昭和のデザイン。
私が幼い頃から我が家に
あったものです。
レトロ感が
とてもかわいい。
きれいに洗い
手作りのドレッシングを入れ
使ってみたら、いい感じ。
思いがけない
何十年ぶりかの復活。
捨てずにとっておいたからこそ
ですよね。

このことで
私の「捨てる」に対する考えが
少し変わりました。
なんでもかんでも
捨てればいいとは限らない。
今は古びて感じるものも
しばらく後には
必要だったり、
満足感を与えてくれるのかも
しれない。

では
何を捨て何をとっておくのか。

結論、
消耗品は潔く捨てる。
(下着や靴下をしつこく使い続ける
のは私だけでしょうか?笑)
そして
それ以外のものは
上手に保管する。
それが私にとっての最適解。
しばらくしてまた
考え方が変わる
かもしれませんが
その時はその時ということで。






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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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