暑い。
妙に暑い。
気候がグチャグチャなのには
すっかり慣れたけれど
それにしても
春というより夏に近い暑さ。
さて
今日は休日でした。
休日とはいえ
単に時間に縛られず
仕事ができる日、というだけで
本日は月末作業で
動き回っていました。
やることがいっぱいあると
分かっていたので
朝一番に一日の
スケジュールを組み
無理なく余裕を持った
時間配分だったはずなのに
なぜか
時間が押していく。
気が付くと
あっという間に時が過ぎ
「時間に追われる」というよりは
「追い抜かれていく」感じ。
年齢を重ねるごとに
時の経つのが早くなると
言うけれど、
本当に、そう。
納得のスピードで
一日が終わっていきます。
話は急変しますが、
今日、
カクテルグラスを買いに
近くの陶器店に行きました。
その店をネット検索したら
“100年の歴史‥”と
書いてありました。
とても古くからある店です。
なぜ
カクテルグラスかというと
ある時フッと
「カクテルが作りたい。」と
思い立ったのです。
そして
カクテルのレシピ本を買い
「バーテンダー」という
漫画も読み(笑)
家にある道具で
数回カクテルを作って
「次はグラスだ！」という
訳で。
すぐに欲しくて
ネット検索したけれど
口コミを見ると
「少し欠けていた。」とか
「思ったのと違う。」とか
ネガティブなものが目につき
躊躇してしまったのです。
やはり
実店舗で品物を見て買おうと
陶器店に足を運んだという
いきさつ。
店に入ると広いフロアに
いろいろな食器がぎっしりと
置かれていました。
大地震が起きたら大変です。
長く続いている店だけに
店内も商品も
古びた感じ。
そして
出てきた店のご主人も
かなりのご高齢。
でも
ジーパンをはきこなし
私が買った商品の在庫を取りに
二階に続く階段を
上がる足取りも軽やか。
商品の説明も丁寧で
分かりやすかったのです。
私がカクテル初心者だと言うと
「マティーニ作るといいよ。
美味しいよ！」という
おまけ情報まで。
久しぶりに
昭和の頃の温もりのある接客を
受けたように感じました。
それと同時に切なさも。
そのご主人も
会計をしてくれた奥さんも
近い将来
引退する時が来るでしょう。
そうしたら
この陶器店もなくなるのか、
次の世代が引き継ぐのか。
いずれにしても
時は流れ変化していく。
今、あるものも
いつかなくなる。
それは
私自身にも
当然起こるわけで‥。
今日一日の慌ただしさも
相まって、
「残された時間」について
考えてしまいました。
