YouTubeのある動画で
「薄利多売は大企業に
まかせて、中小は
高品質高単価を目指そう。」
という言葉を聞いて、
なるほど、と思っていた
タイミングで
その、
「高品質高単価」を
体感しました。

私は、
昨日から一泊二日で
新潟県の妙高高原に
旅行に行ってきました。

観光は一切無し。
以前、
マツコデラックスが
某番組内で
「景色がいいのよ~!」と
力説していて、
一度行ってみたいと
思っていた
「赤倉観光ホテル」に
泊まることだけが目的の
旅です。

出発時、
私が暮らす地域は
夏のような暑さ。
それなのに
現地に到着したら
雪景色。
不思議な気分です。

ホテルはというと
接客も、
食事も、
温泉も良くて
大満足でした。

ただ、
ひとつ‥。
ここで
高品質高単価の話。

夕食は
フレンチのコース。
当然(?)ワインを
飲みたいわけです。
そこでメニューを見ると
記載されている酒類すべてが
高額なのです。
フレンチのディナーでは
そういうもののようですが。

その中で何とか見つけた
最安値のグラスワイン。
一杯、1820円。
それを注文し
しばらくして
店員さんが持ってきたのは
375mlサイズのボトル。
それをふたつのグラスに
丁寧に注ぎ、
が、
注ぎ切るのではなく
三分の一はボトルに残し
去って行っていく後ろ姿に、
「ま、まってくれ~っっ!!」。
叫びたい気持ちを押さえ
できる限りのおすまし顔を
なんとかキープ。

つまり、
100ml1820円。

もちろん、
美味しいワインでした。
高品質なのだと思います。
いや~、でも高い。
まさしく高単価。

赤倉観光ホテルは
妙高高原駅から
送迎バスで10分以上
山を登った所にあります。
食材など仕入れた物の運搬も
コストがかかることでしょう。
そしてもちろん、
施設の素敵な空間、時間を
提供しているわけですから
それも加味されて当然の
値付けだとは思うのです。

そして客である私も
たまの旅行にケチケチ
したくはないし、
非日常を味わうために
金に糸目は付けない
覚悟でした。

でもね。
身に付いた
金銭感覚って
手ごわいのです。
美味しいワインだったから
いいじゃないか、と
割り切れないモヤモヤ感。
そして
こんなことでモヤモヤ
している自分の
みみっちさに
また、モヤモヤ。
あれこれ言っても
とどのつまりはその価格に
納得できていない、と
いうことか。

普段、安酒を飲んでいる私が
場違いと言ったらそれまで
ですが、
人それぞれ価値観や
許容範囲が違うことを考えると
「高品質高単価」で
人を納得させるのって
簡単では無いな、と。
ただ、
そこまで自分の仕事を磨き上げ
誰もが納得する価値あるものを
提供できるように
なれたらいいし、
それが
できるようになった頃には
100ml1820円を
水を飲むように
何杯も
おかわりできるように
なれるのではないかと
思います。

赤倉観光ホテルさん、
その頃に
また行きます。(笑)




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投稿者について

柔道整復師&パーソナルトレーナー&フィットネスインストラクターです。筋肉、骨、関節を中心に健康に関する情報をあれこれ、読書好きなのでお勧めの本を紹介したり、韓流ドラマ好きなので感動したら思わず感想を書いてしまうこともあるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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